リモート型Box MCPサーバー
リモート型Box MCPサーバー
リモート型Box MCPサーバーを使用すると、サードパーティ製のAIシステムを安全にBoxに接続してコンテンツを操作することができます。
あらかじめ定義されたBox MCPサーバーにアクセスして管理する
- Box管理コンソールのサイドバーにある [統合] をクリックします。
- [統合] ウィンドウで [Box統合とクライアント] をクリックします。
- [統合の個別管理] までスクロールします。
- Box MCP Server for Copilot Studio (ベータ) またはBox MCP Server for Azure API Center (ベータ) のセクションに移動します。
- 選択したMCPサーバーの状態アイコンをクリックした後、有効にする状態を選択します。
- [保存] をクリックします。
リストに記載されていないBox MCPサーバーを作成する
リストに記載されていない新しいBox MCPサーバーを作成するには、以下の手順に従います。
- Box管理コンソールのサイドバーにある [統合] をクリックします。
- [Box統合とクライアント] タブで [統合の個別管理] までスクロールします。
- [Box MCP Server (Box MCPサーバー)] を検索します。
- [Box MCP Server (Box MCPサーバー)] アプリケーションにカーソルを合わせ、[構成] をクリックします。
- [追加の構成] セクションで [+ 統合資格情報を追加] をクリックします。
- 生成されたクライアントIDとクライアントシークレットをコピーします。
- 外部MCPクライアントから提供されたリダイレクトURIを入力します。
- [Scopes (スコープ)] で [AIを管理する] が選択されていることを確認します。
MCPクライアントにBox MCPサーバーを追加する
AIエージェントプラットフォームからBoxに接続するには、以下の操作を行う必要があります。
- エンドポイントURLを追加する:
https://mcp.box.com
- MCP名を渡す:
box-remote-mcp
authorization_token
を指定する
正確な手順はAIプラットフォームによって異なる場合があります。クライアント側での設定手順については、お使いのプラットフォームのドキュメントを参照してください。参考までに、次のサンプルコードを確認してください。
response = await client.beta.messages.create(
model="claude-3-opus-20240229", # Or your preferred model
max_tokens=4096,
messages=conversation_history,
mcp_servers=[
{
"type": "url",
"url": "https://mcp.box.com",
"name": "box-remote-mcp",
"authorization_token": BEARER_TOKEN,
}
],
betas=["mcp-client-2025-04-04"]
)
AnthropicのMessages API
リモート型Box MCPサーバーをAnthropicのMessages API (ベータ版) と関連付けます。こちらのサンプルチャットボットプロジェクトを複製すると、すぐに作業を開始できます。これにより、Anthropicモデルとの会話が可能になり、Boxのリモート型MCPサーバーが提供するツールにアクセスできます。このチャットボットは、ターミナルで実行され、コンテキストに対応した応答の会話履歴を維持し、非同期操作にはasyncio
を使用します。
Copilot Studio
MCPサーバーを追加するには、Copilot Studio側が提供する手順に従います。詳細な手順とガイダンスは、こちらのMicrosoftの公式ドキュメントで確認できます: Add an MCP Server in Copilot Studio
Azure API Center
Azure API CenterのEnterprise RegistryにMCPサーバーを追加するには、Azureが提供する手順に従います。詳細な手順とガイダンスは、こちらのMicrosoftの公式ドキュメントで確認できます: Add an MCP Server in Azure API Center's Enterprise Registry
MCPサーバーでのBox AIの機能の使用
サードパーティ製アプリケーションでBox AIを使用すると、Box MCPサーバー経由でアプリケーションにアクセスするため、最適なエクスペリエンスと質の高い結果を得ることができます。これにより、すべての機能、パフォーマンスの向上、シームレスなユーザーエクスペリエンスが実現します。
利用可能なツール
リモート型Box MCPサーバーには、使用できるツールがいくつかあります。
ツール | 説明 |
---|---|
box-remote-mcp_who_am_i | 現在認証されているBoxユーザーの詳細な情報を返します。 |
box-remote-mcp_search_folders_by_name | キーワードの照合を使用して、名前でBox内のフォルダを検索します。 |
box-remote-mcp_list_folder_content_by_folder_id | フォルダ内のファイル、フォルダ、ウェブリンクのリストを取得します。 |
box-remote-mcp_search_files_keyword | キーワードを使用してファイルを検索します。メタデータフィルタ、ファイル拡張子によるフィルタ処理、フィールドの選択がサポートされています。 |
box-remote-mcp_search_files_metadata | SQLに似たメタデータクエリを使用してファイルを検索します。パラメータを使用した複雑なフィルタ処理、フィールドの選択、フォルダの範囲指定がサポートされています。 |
box-remote-mcp_ai_qa_single_file | Box AIを使用して単一のファイルに質問します。 |
box-remote-mcp_ai_qa_multi_file | Box AIを使用して複数のファイルに質問します。 |
box-remote-mcp_ai_qa_hub | Box AIを使用してBox Hubに質問します。 |
box-remote-mcp_ai_extract_freeform | Box AIを使用して、ファイルから自由形式でメタデータを抽出します。あらかじめ定義されたテンプレート構造は必要ありません。 |
box-remote-mcp_ai_extract_structured | Box AIを使用して、ファイルから、カスタムフィールドの定義または既存のメタデータテンプレートに基づいて構造化メタデータを抽出します。 |