履歴からストリームへの移行
履歴からストリームへの移行
Boxでは、admin_logs
を使用してライブイベントを登録しているアプリケーションをadmin_logs_streaming
に移行することをお勧めします。admin_logs_streaming
を使用すると、レイテンシが低下し、一貫性が高まるだけでなく、遅れて届くイベントが見逃され なくなります。admin_logs
とadmin_logs_streaming
の間のイベントの重複は、イベントIDを使用して排除することが可能です。
Enterpriseのstream_type
の比較
admins_logs_streaming
のメリット
- 遅れて届くイベントが、登録しているアプリケーションで見逃されなくなる
- レイテンシが80%低下する (通常の操作時)
- より一貫性のあるレイテンシが実現する (通常の操作時)
- 遅れたイベントの埋め戻しをサービスで管理する必要がなくなったため、障害からの復旧がよりスムーズになる
admin_logs
とadmin_logs_streaming
の相違点
- 2週間分のイベント履歴 (リテンション) が提供される
created_after
およびcreated_before
フィルタパラメータがサポートされない- 重複を含む可能性がある (「少なくとも1回」は保証されている)
- イベントが時系列で返されなくなる (イベントはほぼ処理された順で返される)
admin_logs
とadmin_logs_streaming
の類似点
- 同じ
GET /events
APIエンドポイントを共有する - 同じイベントペイロードを返す (イベントIDを使用して2つのストリームタイプでのイベントの重複排除が可能)
event_type
によるフィルタが可能stream_position
を使用したイベントのページ割りが可能
admin_logs
からadmin_logs_streaming
への移行方法
1. 既存のリクエストは以下のようになります
curl https://api.box.com/2.0/events?stream_type=admin_logs&stream_position=1632893855 \
-H "authorization: Bearer <ACCESS_TOKEN>"
2. admin_logs_streaming
を使用して重複する既存のリクエストを開始します
- 2週間前に開始し、埋め戻しする:
curl https://api.box.com/2.0/events?stream_type=admin_logs_streaming&stream_position=0 \
-H "authorization: Bearer <ACCESS_TOKEN>"
または
- 今すぐ開始し、並行して実行する:
curl https://api.box.com/2.0/events?stream_type=admin_logs_streaming&stream_position=now \
-H "authorization: Bearer <ACCESS_TOKEN>"
3. これまでの結果のページ割りを行い、admin_logs
イベントとの重複を排除します
curl https://api.box.com/2.0/events?stream_type=admin_logs_streaming&stream_position=1632893855 \
-H "authorization: Bearer <ACCESS_TOKEN>"