Box Platformの基礎
Box Platformの基礎
Boxとは
Boxとは、個人や企業がどこからでもドキュメントやファイルの保存、アクセス、コラボレーションを実行できるようにする、クラウドベースのコンテンツ管理およびファイル共有のプラットフォームです。安全なファイルストレージ、リアルタイムのコラボレーション、各種生産性ツールとの統合といった機能を提供し、チームの効率性やデータのアクセス性を向上させます。セキュリティと使い勝手の良いインターフェースに重点を置いていることで知られるBoxは、デジタル資産の管理や組織内のコラボレーションの促進に広く利用されています。
Box Platformとは
Box Platformは、Boxが提供する一連のツールとAPIです。開発者はこれを使用して、Boxのクラウドコンテンツ管理システムの機能を独自のアプリケーションやサービスに統合し、カスタマイズすることができます。企業や開発者は、データとアクセス権限の制御を維持しながらファイルストレージ、共有、コラボレーションなどの機能を利用して、安全かつ拡張性の高いコンテンツ中心のアプリケーションを構築できます。Box Platformを使用することで、開発者は、生産性の向上とコンテンツ管理ワークフローの効率化を実現する独自のソリューションを作成できます。
アプリケーションの作成方法
Box APIを使用するには、まずBoxでアプリケーションを作成する必要があります。このアプリケーションは、プラットフォームに対して実行されるAPIコールのゲートウェイとして機能します。このタスクを実行するには、Box DeveloperドキュメントポータルとBox開発者コンソールという2つのウェブサイトを使用できます。これらについて、もう少し詳しく見てみましょう。
Box Developerドキュメントポータル
Box Developerドキュメントポータルとは、現在ご覧になっているこのウェブサイトです。これは、Box上にソリューションを作成する開発者向けの総合的なリソースで、アプリケーションを作成したりAPIコールを実行したりする際に開発者コンソールと一緒に使用する必要があります。多くのガイド、OpenAPIの詳細な仕様、クイックスタート、サンプルコードなどがこのページ内に掲載されています。
このサイトは頻繁に更新され、最新の更新情報は変更ログに掲載されています。
Box開発者コンソール
Box開発者コンソールは、開発者がBoxと統合された独自のアプリケーションを管理するためのツールやリソースが用意されているインタラクティブなインターフェースです。ここでは、アプリの作成、構成、監視が可能となり、これらのアプリとBox Platformの関係についてインサイトと制御が示されます。
コンソールで初めてアプリケーションを作成すると、メインのBoxウェブアプリの左下にボタンが表示されるようになります。これ以降は、このボタンを使ってコンソールにアクセスできます。
Box Platformの概念
以降の詳細セクションでは、さまざまなトピックについてさらに詳しく説明します。ただし、いくつかの用語と概念を大まかに知っておく必要があります。
ユーザータイプ
Box Platformで開発を行う際に注意すべきユーザータイプがいくつかあります。ユーザータイプには、管理者権限を持つユーザー (管理者ユーザーや共同管理者ユーザーなど) と管理者権限を持たないユーザー (管理対象ユーザーまたは外部ユーザー) があります。さらに、サービスアカウントとApp Userに分類される、Platform専用のユーザーもあります。各ユーザータイプには、Box環境内での特定のロールとアクセスレベルが割り当てられており、アプリケーションやコンテンツの操作方法に影響します。基本的には、メインのBoxウェブアプリからコンテンツにアクセスできるユーザーは、APIを使用してコンテンツにアクセスすることもできます。