日本時間5月16日のContent Cloud Summitで、カスタムアプリにBox AI APIを活用する方法を紹介します。

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メタデータの抽出

メタデータの抽出

このスクリプトでは、任意のBoxフォルダ内のすべてのファイルとフォルダのメタデータの詳細を抽出し、その結果を各メタデータテンプレートのCSVスプレッドシートに保存します。

前提条件

Windows

.NET Coreの最新バージョンのインストール

macOSおよびLinux

PowerShellをインストールします。pwshコマンドを実行して、インストール結果をテストします。

pwsh 

どのディレクトリでこのコマンドを実行するかに応じて、出力が異なる場合があります。以下に例を示します。

PowerShell 7.2.5
Copyright (c) Microsoft Corporation.

https://aka.ms/powershell
Type 'help' to get help.
  
PS /Users/user/repos/boxcli/examples> 

問題が発生する場合は、.NET CorePowerShellの両方をインストールしたかどうか確認してください。

Box CLI

スクリプトを使用するには、Box CLIをインストールし、構成する必要があります。これは、クイックスタートガイドの手順を実行することで行うことができます。

スクリプトの構成

  1. boxcli GitHubリポジトリを複製してこの例のフォルダにcdコマンドで移動するか、examplesディレクトリからファイルをダウンロードします。
git clone https://github.com/box/boxcli.git
cd boxcli/examples/Metadata\ Extraction/
  1. folderIDおよびuserIDパラメータを指定して、スキャンするフォルダとスクリプトを実行するユーザーをスクリプトに指示します。
   [string]$FolderID = "",
   [string]$UserID = "",

パラメータをスクリプトで直接指定しない場合は、フラグとして渡すか、スクリプトで入力を求めるプロンプトを表示することができます。フラグを使用したコマンドのサンプルは次のようになります。

   ./Metadata-extraction.ps1 -folderId 123456789 -userId 123456789

スクリプトの実行

  1. PowerShellコマンドを実行します。
   pwsh
  1. スクリプトを実行します。
   ./Metadata-extraction.ps1 -folderId 123456789 -userId 123456789

スクリプトが終了すると、以下のような出力が表示されます。

   Pulling data from Folder ID: 173961139760
   metadata as user ID: 20718545815
   Reading Item ID: 1016853559790
   Metadata saved to: MetadataTemplate_properties.csv

ログ

ログは、メインフォルダ内のlogsフォルダに格納されます。以下のログファイルにアクセスできます。

  • Metadata-extraction_all.txt: すべてのログエントリが含まれています。
  • Metadata-extraction_errors.txt: エラーのみが含まれています。