日本時間5月16日のContent Cloud Summitで、カスタムアプリにBox AI APIを活用する方法を紹介します。

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App UserへのSSO IDの関連付け

ガイド SSOとApp User App UserへのSSO IDの関連付け

App UserへのSSO IDの関連付け

SSOサービスでは、社内でこのサービスを利用する各ユーザーに一意のユーザーレコードが作成されます。このSSOサービスを介してBoxアプリケーションにアクセスする際、SSOユーザーごとにBoxユーザーを作成している場合は、SSOユーザーとBoxユーザーレコードの間に関連付けを作成する必要があります。

ユーザーがSSOサービスを介してBoxにログインすると、Boxはまず関連付けを使用してユーザーを検索します。Boxユーザーレコードが見つかれば、そのユーザーとしてBox APIに対する呼び出しを開始することができます。Boxユーザーが見つからない場合は、一意のSSOユーザーアカウントに関連付けられた新しいBoxユーザーが作成されます。

Boxユーザーオブジェクトの最上位を探索すると、SSOサービスのユーザーオブジェクトからBoxユーザーオブジェクトに一意の識別子を追加して双方を関連付けるために使用できるオプションがわかります。

{
  "address": "900 Jefferson Ave, Redwood City, CA 94063",
  "avatar_url": "https://www.box.com/api/avatar/large/181216415",
  "can_see_managed_users": true,
  "created_at": "2012-12-12T10:53:43-08:00",
  "enterprise": { .. },
  "external_app_user_id": "my-user-1234",
  "hostname": "https://example.app.box.com/",
  "id": 11446498,
  "is_exempt_from_device_limits": true,
  "is_exempt_from_login_verification": true,
  "is_external_collab_restricted": true,
  "is_platform_access_only": true,
  "is_sync_enabled": true,
  "job_title": "CEO",
  "language": "en",
  "login": "ceo@example.com",
  "max_upload_size": 2147483648,
  "modified_at": "2012-12-12T10:53:43-08:00",
  "my_tags": [ .. ],
  "name": "Aaron Levie",
  "notification_email": { ... },
  "phone": 6509241374,
  "role": "admin",
  "space_amount": 11345156112,
  "space_used": 1237009912,
  "status": "active",
  "timezone": "Africa/Bujumbura",
  "tracking_codes": [{ .. }],
  "type": "user"
}

SSOサービス内の一意のユーザーとBoxユーザーの関連付けを作成するには、2つの方法が推奨されています。Boxユーザーのexternal_app_user_idフィールド内に一意のSSOユーザーIDを設定するか、一意のSSOメールアドレスを新しいユーザーのログインメールとして使用してください。

external_app_user_idの使用 (推奨方法)

external_app_user_idフィールドは、SSOプロバイダのユーザーレコードなどの外部サービスとBoxユーザーレコードを関連付ける、文字列識別子を保持するよう設計されています。

特定のアプリケーションのApp Userを取得できるのは、そのApp Userを作成したのがこのアプリケーションである場合のみです。あるアプリケーションを使用して、別のアプリケーションで作成されたユーザーを検索した場合、データは返されません。

一意のSSOユーザーアカウントとBoxユーザーアカウントの関連付けにexternal_app_user_idフィールドを使用することは、この2つのアカウントを関連付ける方法としてメールよりも推奨されています。これには、以下のように複数の理由があります。

  • メールアドレスによる関連付けを実行できるのは管理対象ユーザーのみです。App UserにはBoxによって自動的にメールアドレスが割り当てられるため、loginをSSOサービスのメールアドレスになるよう割り当てることはできません。
  • メールアドレスはBoxにおいて一意でなければなりません。つまり、SSOサービスユーザーが (Boxを使用する社内に存在しない) 同じメールアドレスを使用してBoxにサインアップした場合は、そのアドレスでユーザーを作成することも、既存のSSOサービスユーザーに接続することもできなくなります。
  • external_app_user_idフィールドはこのために設計されています。

loginの使用 (代替方法)

ユーザーオブジェクトのloginフィールドを使用してアカウントの関連付けを作成する方法は、以下の限られた状況において使用可能です。

  • App Userではなく管理対象ユーザータイプのみが使用されている。
  • メールアドレスとBoxアカウントの作成リクエストがすべて会社によって管理されている。つまり、ユーザーは自身のメールアドレスで独自にBoxアカウントを作成することができません。

loginフィールドで、Boxのユーザーに使用されるメールアドレスは一意である必要があります。すでに別のアカウント用に存在するメールアドレスを使用してユーザーを作成するようリクエストすると、user_login_already_usedという409 Conflictエラーが発生します。