Box Developerドキュメント

サポートされているAIモデル

ガイド Box AI サポートされているAIモデル

サポートされているAIモデル

Boxでは、さまざまなAIモデルがサポートされており、アクセスレベルと機能レベルという2つの側面で分類されます。

アクセスレベル

コアモデル

このモデルは、Box AIに組み込まれており、デフォルトですべてのお客様が利用できます。構成は必要ありません。

顧客希望で有効化できるモデル

このモデルは、Box管理者が管理コンソールで有効にするか、Boxに有効にするようリクエストする必要があります。一部のモデルは、追加の条件や料金の対象になる場合があります。

機能レベル

標準モデル

基本的な要約、Q&A、短いまたはシンプルなドキュメントからの構造化データの抽出など、高速でコスト効率のよいタスク向けに設計されており、大量のあまり複雑でないユースケースに最適です。

プレミアムモデル

より高度な推論、大きなコンテキストウィンドウ、長いコンテンツ、複雑なコンテンツ、またはドメイン固有のコンテンツに対する優れたパフォーマンスを提供します。マルチステップ推論、大規模なメタデータ階層の理解、長いドキュメントや非構造化ドキュメントの分析などの高度なタスクに適しています。

モデルは、顧客希望で有効化できるモデルかつプレミアムモデルにすることも、コアモデルかつ標準モデルにすることもできます。つまり、アクセルレベルと機能レベルは、それぞれ独立した分類です (たとえば、モデルは、アクセスレベルに関係なくどちらの機能レベルにもなる可能性があります)。この2つの分類は相互に補完します。

モデルの使用

サポートされているAIモデルの使用方法を以下に示します。

APIコールでmodelパラメータを使用する際は、各タイルおよびモデルカードに表示されているAPI名を使用します。

たとえば、特定のモデルのAIエージェントの構成を取得するには、modelパラメータを使用して、API名azure__openai__gpt_4o_miniを指定します。プロバイダ名の後に2つのアンダースコアを使用していることを確認してください。

このリストはモデルの提供状況により変更される可能性があります。

ベータモードで提供されているモデルはパフォーマンスが大規模にテストされておらず、現状のままでの利用となるため、モデル/出力の品質、可用性、精度にはばらつきがある可能性があります。

Box AIのコアモデル

Box AIには以下のモデルが搭載されています。Box AIと統合されているこれらのモデルは、エンタープライズグレードの標準に準拠しながら、さまざまなユースケースを支援します。各モデルの機能、対象のアプリケーション、利用に関して該当するガイドラインなどの情報については、以下をご確認ください。

顧客希望で有効化できるモデル

Box AIの一部の顧客は、リクエストに応じて追加のAIモデルを有効にしたり、管理コンソールから利用できる追加のAIモデルを有効にしたりすることができます。これらのモデルの使用は、追加の条件の対象になる場合があります。顧客希望で有効化できるモデルを選択すると、顧客は、選択した追加のサブプロセッサによって自身のデータが処理される可能性があることに同意したことになります。