Box SDKのバージョン戦略
Box SDKのバージョン戦略
日本時間2025年9月18日 をもって、Boxの次世代SDKは、個別のアーティファクトとしてサポートされなくなりました。
既存のコードは、変更しなくても引き続き動作します。Boxの次世代SDKをベースにしたアプリケーションは影響なく引き続きご利用いただけますが、新機能、更新、バグ修正は提供されなくなります。
今回の変更を行う理由
Boxでは、業界のベストプラクティスに従って、プログラミング言語ごとにBoxの次世代SDKとBoxコアSDKを1つのパッケージに統合します。これにより、移行作業がさらに容易になり、手動で管理されていたBoxコアSDKを引き続き使用している既存のアプリケーションに新機能をシームレスに追加できるようになります。
次世代SDK向けの新機能や更新を含む、今後の開発はすべて、v10
以降のBoxコアSDKを通じて提供されます。現在、v10
は個別のブランチとして利用可能です。
仕組み
BoxコアSDKとBoxの次世代SDKは、別々のライブラリとして作成されました。今後、BoxコアSDLのアーティファクトには以下が含まれる予定です。
(n+1)
メジャーバージョンには、手動で管理されているBoxコアSDKとBoxの次世代SDKのアーティファクトが含まれます。このバージョンは、共存するアーティファクトを同時に利用できるようにするほか、移行フェーズとして機能します。この今後のリリースにご期待ください。v10.0.0
バージョンには、Boxの次世代SDKのアーティファ クトのみが含まれます。現在、このバージョンは、各SDKリポジトリでブランチとして利用可能です。
決定方法
- 新規アプリケーションを作成する場合は、BoxコアSDKパッケージの
v10
を使用します。 - Boxの次世代SDKを利用している既存のアプリケーションがあり、プロジェクトをさらに発展させたい場合は、パッケージマネージャ内のこのライブラリの名前をBoxコアSDKパッケージ (
v10.0.0
) に置き換えてください。ほとんどのSDKのオブジェクトのインポートは変わらず維持され、コードは現状のままで動作しますが、TypeScript SDKでは、移行のために追加の手順が必要になります。詳細なガイドについては、以下のセクションを確認してください。 - BoxコアSDKを利用している既存のアプリケーションがあり、プロジェクトをさらに進化させたい場合は、リリース後に、ライブラリのバージョンをメジャーリリース1つ分引き上げてください。推奨されているバージョンの詳細な解説については、上の表を参照してください。
- 変更する予定のない既存のアプリケーションがある場合は、使用しているSDKのバージョンがパッケージマネージャに含まれていることを確認し、不注意による再ビルドによって予期しないバージョンを取得しないようにしてください。