Box SDKのバージョン戦略
Box SDKのバージョン戦略
BoxコアSDKとBoxの次世代SDKは、別々のライブラリとして作成されましたが、Boxでは、業界のベストプラクティスに従って、プログラミング言語ごとにBoxの次世代SDKとBoxコアSDKを1つのパッケージに統合します。これにより、移行作業がさらに容易になり、手動で管理されていたBoxコアSDKの古いバージョンを引き続き使用している既存のアプリケーションに新機能をシームレスに追加できるようになります。
この移行プロセスを容易にするために、積極的に管理されているBoxコアSDKのメジャーバージョンが2つあります。
- SDKのアーティファクトごとにシーケンシャルなバージョン管理に従っているメジャーバージョン。これには、手動で管理されているパッケージと生成されたパッケージが含まれます。このSDKバージョンは、共存するパッケージを同時に利用できるようにするほか、移行フェーズとして機能します。各BoxコアSDKの統合バージョンのサポートは2027年も継続されます。
- 生成されたパッケージのみを含む
v10。
Box SDKの生成されたパッケージに実装予定の機能を以下に示します。
- APIの全面的なサポート: 新しいBox SDKにより、開発者はBox APIエコシステム全体をカバーできるようになります。Boxが提供する最新機能をすべて利用して、機能豊富なアプリケーションを作成できます。
- 迅速なAPIの更新: 自動生成による新しい開発アプローチにより、SDKへのBox APIの追加がさらに速いペースで (数日中に) 可 能になります。これは、最新の機能をすぐにアプリケーションで利用できるようになることを意味します。
- ドキュメントへの埋め込み: SDKのソースコード内にすべてのオブジェクトとパラメータが直接記述されており、必要な情報が1か所にまとめて保存されています。
- 便利なメソッドの強化: 新しく導入された便利なメソッドは、認証、分割アップロード、指数バックオフ、自動再試行、型チェック (変数を正しく使用しているかどうかの確認に役立ちます) など、さまざまな側面をカバーします。
プロジェクトに必要な対応
バージョン管理の概要
BoxコアSDKのバージョンとアーティファクトの概要
| リポジトリ名 | アーティファクト名 | 両方のパッケージを含む | 生成されたパッケージのみを含む |
|---|---|---|---|
box-python-sdk | boxsdk | v4.X.Y | ≥v10.0.0 |
box-node-sdk | box-node-sdk | v4.X.Y | ≥v10.0.0 |
box-java-sdk | box-java-sdk | v5.X.Y | ≥v10.0.0 |
box-windows-sdk-v2 | Box.V2, Box.V2.Core | v6.X.Y | ≥v10.0.0 |
box-ios-sdk | BoxSDK | v6.X.Y | ≥v10.0.0 |
Boxの次世代SDKの公式サポート終了
日本時間2025年9月18日をもって、Boxの次世代SDKは、個別のアーティファクトとしてサポートされなくなりました。既存のコードは、変更しなくても引き続き動作します。Boxの次世代SDKをベースにしたアプリケーションは影響なく引き続きご利用いただけますが、新機能、更新、バグ修正は提供されなくなります。
新機能や更新を含む、今後の開発はすべて、BoxコアSDKを通じて提供されます。スタンドアロンの生成されたアーティファクトは、BoxコアSDKのバージョンv10で導入されました。これは、現在、個別のブランチとして提供されています。
| リポジトリ名 | アーティファクト名 | 注 |
|---|---|---|
box-python-sdk-gen | box-sdk-gen | 公式サポート終了。boxsdk ≥v10.0.0を使用してください |
box-typescript-sdk-gen | box-typescript-sdk-gen | 公式サポート終了。box-node-sdk ≥v10.0.0を使用してください |
box-java-sdk-gen | box-java-sdk-gen | 公式サポート終了。box-java-sdk ≥v10.0.0を使用してください |
box-dotnet-sdk-gen | Box.Sdk.Gen | 公式サポート終了。Box.V2.Core ≥v10.0.0を使用してください |
box-swift-sdk-gen | BoxSdkGen | 公式サポート終了。BoxSDK ≥v10.0.0を使用してください |
移行
手動で管理されているSDKバージョンから統合されたSDKバージョンへの移行
手動で管理されているSDKバージョンから統合されたSDKバージョンに移行するには、以下の詳細な移行ガイドに従います。
プロジェクトがアップグレードされたら、移行ガイドに従って、生成されたパッケージに移行します。
生成されたパッケージへの移行
BoxコアSDK内で生成されたパッケージに移行するには、以下の詳細な移行ガイドに従います。
- Python:
boxsdkからbox_sdk_genパッケージに移行する - Node:
box-node-sdkからsdk-genに移行する - Java:
com.box.sdkからcom.box.sdkgenパッケージに移行する - .NET:
Box.V2モジュールからBox.Sdk.Genモジュールに移行する - Swift:
BoxSDKモジュールからBoxSdkGenモジュールに移行する
Boxの次世代SDKからBoxコアSDKへの移行
Boxの次世代SDKからBoxコアSDK v10以上に移行するには、以下の詳細な移行ガイドに従います。