JWTを使用した設定
JWTを使用した設定
カスタムアプリは、JWTによるサーバー側認証を使用するよう設定できます。
JWT認証のしくみを確認する
前提条件
サーバー側認証を使用してカスタムアプリを設定するには、Box Enterpriseアカウントから開発者コンソールにアクセスできることを確認する必要があります。または、Developerアカウントにサインアップすることもできます。
アプリの作成手順
開発者コンソールへの移動
Boxにログインし、開発者コンソールに移動して、[アプリの新規作成] を選択します。
アプリケーションの種類の選択
アプリケーションの種類のリストから [カスタムアプリ] を選択します。次の手順を促すウィンドウが表示されます。
アプリケーションの基本情報の指定
アプリを説明するために、アプリの名前と説明を指定します。アプリの目的を選択するには、ドロップダウンリストを使用します。選択したオプションに応じて、さらに詳細を指定することが必要になる場合があります。
目的 | 詳細 |
---|---|
[自動化]、[カスタムポータル] | アプリの作成者 (お客様またはパートナー) を指定します。 |
[統合] | 統合のカテゴリ、外部システム名のほか、アプリの作成者 (お客様またはパートナー) を指定します。 |
[その他] | アプリの目的と、アプリの作成者 (お客様またはパートナー) を指定します。 |
アプリケーションの認証の選択
キーペアを使用してアプリケーションIDを確認する場合は [サーバー認証 (JWT使用)] を選択し、[アプリの作成] で確定します。
公開キーと秘密キーのペア
[サーバー認証 (JWT使用)] を利用してカスタムアプリを作成すると、開発者コンソールの [構成] タブでキーペアを生成できます。また、独自のキーペアを生成して、その公開キーをBoxに提供することもできます。選択する方法に関係なく、セキュリティの目的で、Boxアカウントでは2要素認証を有効にしておく必要があります。
キーペアの生成 (推奨)
Boxで生成されたキーペアを使用する場合は、開発者コンソールに移動し、そこで構成ファイルを生成できます。このファイルには、公開/秘密キーペアのほか、認証に必要なその他さまざまなアプリケーションの詳細が含まれています。
このファイルを生成するには、開発者コンソールの [構成] タブに移動し、[公開キーの追加と管理] セクションまで下にスクロールします。
[ 公開/秘密キーペアを生成] ボタンをクリックすると、Boxによってキーペアが生成されます。これにより、アプリケーションコードに移すことができるJSON構成ファイルのダウンロードが開始されます。
手動によるキーペアの追加
代わりに、独自のキーペアを生成し、その公開キーを開発者コンソールにアップロードすることもできます。
OpenSSLを使用してキーペアを作成するには、ターミナルウィンドウを開き、以下のコマンドを実行します。
openssl genrsa -des3 -out private.pem 2048
openssl rsa -in private.pem -outform PEM -pubout -out public.pem
その後、開発者コンソールでアプリケーションの [構成] タブに移動し、[公開キーの追加と管理] セクションまで下にスクロールします。
[公開キーを追加] ボタンをクリックし、上記の手順で生成された公開キーを入力して、[確認して保存] をクリックします。
アプリ承認
アプリケーションを使用するには、Box管理者がBox管理コンソールでそのアプリケーションを承認しておく 必要があります。
開発者コンソールで、目的のアプリケーションの [承認] タブに移動します。
[確認して送信] をクリックして、承認を得るためにBox Enterprise管理者にメールを送信します。このプロセスの詳細については、アプリの承認に関するサポート記事を参照してください。
カスタムアプリケーションの承認方法を確認する