メソッドと 操作
メソッドと操作
ツールキットの詳細
クラス名: box.Toolkit
インスタンス変数
mostRecentError
インスタンスメソッドの呼び出し時に発 生した最新のエラーを示す文字列。
この文字列が存在しても、操作が成功しなかったことを意味するわけではありません。そのエラーが回復可能であった可能性もあります。ただし、この文字列に値がない場合は、操作が成功したことを示しています。
Enum CollaborationType
コラボレーションのタイプを示す列挙型。
可能性のある値: EDITOR
、VIEWER
、PREVIEWER
、UPLOADER
、COOWNER
、OWNER
、PREVIEWERUPLOADER
、VIEWERUPLOADER
静的メソッド
deleteServiceUserAssociation
サービスアカウントとBox for Salesforce統合の関連付けをクリアするメソッド。間違ったサービスアカウントが使用されている場合、このメソッドを使用してアカウントを変更できます。
パラメータ:
- なし
戻り値:
- ユーザーのアカウントが存在していたが削除された場合は
true
。 - ユーザーのアカウントが何らかの理由 (存在しなかった場合を含む) で削除されなかった場合は
false
。
deleteUserAssociation
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
userId | id | 資格情報がクリアされるユーザーのID。 |
戻り値:
- ユーザーのアカウントが存在していたが削除された場合は
true
。 - ユーザーのアカウントが何らかの理由 (存在しなかった場合を含む) で削除されなかった場合は
false
。
インスタンスメソッド - コンストラクタ、デストラクタ
box.Toolkit()
パラメータ:
- なし
commitChanges
このメソッドはbox.Toolkit()
メソッドのデストラクタとして扱います。
Salesforceではデータベースの更新/挿入/削除の後の呼び出しは許可されないため、Toolkitクラスではすべての呼び出し操作が完了した後で挿入するオブジェクトのコレクションが保持されます。このメソッドを呼び出さない場合、このようなオブジェクトがデータベースから消去され、ユーザー/レコード/フォルダの関連付けを追跡するテーブルの同期も失われて、高度なデバッグによる修正が必要になります。
パラメータ:
- なし
戻り値:
Void
プラットフォームイベントを使用するcommitChanges
このメソッドはbox.Toolkit()
メソッドのデストラクタとして扱います。
このメソッドは、上記のcommitChanges
とよく似ています。ただし、別のトランザクションでDMLステートメントを実行し、一部のシナリオでガバナ制限を回避するために、プラットフォームイベントを使用してデータベースに変更をコミットします。
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
usePlatformEvent | boolean | プラットフォームイベントを使用する場合はtrue 。元のメソッドを呼び出す場合はfalse 。 |
戻り値:
Void
ジェネリックメソッド
Box for Salesforce Developer Toolkitは、パラメータとしてHttpRequestオブジェクトを受け取り、HttpResponseオブジェクトを返すグローバルメソッドを提供します。このメソッドではサービスアカウントの認証の詳細情報を利用してBoxのAPIを呼び出すため、開発者は統合のビジネスロジックに集中して取り組むことができます。
sendRequest
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
request | HttpRequest | エンドポイントとメソッドが設定されたHttpRequestオブジェクト。 |
戻り値:
- BoxのAPIコールからのレスポンスの詳細情報が含まれたHttpResponseオブジェクト。
- HttpRequestのインプットの情報が不足している場合は
Toolkit.BoxApiException
。 - サービスアカウントの認証の詳細情報を取得する際に問題が発生した場合は
null
。この場合は、mostRecentError
を確認してください。
ファイル操作
createFileFromAttachment
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
att | Attachment | Box内のファイルに変換される添付ファイル。 |
fileNameOverride | string | 省略可 - 新しいファイルの名前。値が渡されなかった場合、添付ファイルの名前が使用されます。 |
folderIdOverride | string | 省略可 - この添付ファイルの配置先であるBoxフォルダID。値が渡されなかった場合、ファイルは添付ファイルのparentId に当たるレコードに関連付けられているフォルダに配置されます。レコード固有のフォルダが存在していない場合は作成されます。 |
accessToken | string | 省略可 - accessToken が送信された場合は、Box APIコールにその値が使用されます。そうでない場合は、デフォルトアカウントの資格情報が使用されます。 |
戻り値:
string
。作成されたBoxファイルのIDが返されます。- エラーが発生した場合は
null
。この場合には、mostRecentError
を確認してください。
getObjectFolderByRecordId
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
recordId | id | ルートフォルダIDを取得する必要があるSalesforceレコードのID。 |
戻り値:
string
。レコードIDが渡されたオブジェクトルートフォルダのBoxフォルダIDが返されます。
フォルダ操作
getRootFolderId
パラメータ:
- なし
戻り値:
string
。SalesforceルートフォルダのBoxフォルダIDが返されます。
getObjectFolderByRecordId
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
recordId | id | ルートフォルダIDを取得する必要があるSalesforceレコードのID。 |
戻り値:
string
。レコードIDが渡されたオブジェクトルートフォルダのBoxフォルダIDが返されます。
getFolderUrl
- このメソッドは、特定のレコードの埋め込みウィジェットURLを取得します。このため、必要に応じて独自の埋め込みロジックを使用できます。
- このメソッドではシームレスログインの設定が優先されます。このため、シームレスログインが有効になっている場合、ユーザーはURLに自動的にログインされます。
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
recordId | id | ルートフォルダIDを取得する必要があるSalesforceレコードのID。 |
isMobileContext | boolean | URLがモバイル (true) か、それ以外 (false) かを示すブール値。 |
戻り値:
string
。渡されたSalesforceレコードIDに関連付 けられているフォルダを表すURLが返されます。このURLをBox埋め込みウィジェットで使用して、任意のVisualforceページに埋め込むことができます。
createObjectFolderForRecordId
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
recordId | id | ルートフォルダIDを取得する必要があるSalesforceレコードのID。 |
戻り値:
string
。作成されたルートフォルダのBoxフォルダIDが返されます。- ルートフォルダがすでに存在していた場合、そのルートフォルダのBoxフォルダIDが返されます。
createFolder
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
folderName | string | 作成するフォルダの名前。フォルダ名には制限があります。詳細はこちらを参照してください。 |
parentFolderId | string | このフォルダが作成される親Boxフォルダ。 |
accessToken | string | 省略可 - accessToken が送信された場合は、Box APIコールにその値が使用されます。そうでない場合は、デフォルトのサービスアカウントの資格情報が使用されます。 |
戻り値:
string
。作成されたフォルダのBoxフォルダIDが返されます。- フォルダが作成されなかった場合は
null
が返されます。この場合、mostRecentError
で詳細を確認してください。
createFolderForRecordId
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
recordId | id | Boxフォルダの作成に使用されるSalesforceレコードID。 |
folderNameOverride | string | デフォルトでは、レコード名がフォルダ名になります。別の名前を付ける場合は、ここでその値を送信します。 |
optCreateRootFolder | boolean | オブジェクトのルートフォルダが存在しない場合に、それを作成するかどうかを示すブール値。falseを送信した場合、ルートフォルダが存在しないと呼び出しは失敗します。 |
戻り値:
string
。作成されたフォルダのBoxフォルダIDが返されます。- フォルダが作成されなかった場合は
null
が返されます。この場合、mostRecentError
で詳細を確認してください。 - SalesforceレコードがすでにBoxフォルダに関連付けられている場合、既存のBoxフォルダIDが返されます。
moveFolder
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
folderId | string | 移動するフォルダのBoxフォルダID。 |
newParentFolderId | string | 新しい親フォルダになるフォルダのBoxフォルダID。 |
accessToken | string | 省略可 - accessToken を送信すると、その値がBox APIコールに使用されます。そうでない場合、デフォルトのサービスアカウント資格情報が使用されます。 |
戻り値:
- フォルダが正常に移動された場合は
true
。 - フォルダが正常に移動されなかった場合は
false
。mostRecentError
で詳細を確認してください。
getUrlForFolder
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
recordId | id | レコードのID。 |
戻り値:
- 指定されたURLを含む
pageReference
オブジェクト。 - パラメータが正しくない場合は
null
。
createFolderForRecordIdFromTemplate
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
recordId | id | SalesforceレコードID。 |
templateFolderId | string | テンプレートにするソースフォルダ。 |
folderNameOverride | string | 新しいフォルダの名前の上書き。 |
optCreateRootFolder | boolean | ルートフォルダが存在しない場合に作成するかどうかを決定するフラグ。 |
戻り値:
- 新しく作成された
folder Id
。 - パラメータが正しくない場合は
null
。
フォルダ関連付けメソッド
getFolderAssociationsByRecordId
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
recordId | id | 返されるフォルダマッピングエントリが関連付けられるSalesforceレコードID。 |
戻り値:
- 返されるリストは、このレコードに関連付けられているすべてのフォルダマッピングエントリのコレクションです。
- 一般に、フォルダマッピングエントリが存在しない場合は空のリストになりますが、状況によって
null
になる場合があります。
getFolderIdByRecordId
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
recordId | id | フォルダIDを取得するSalesforceレコードID。 |
戻り値:
string
。渡され たSalesforceレコードIDに関連付けられたBoxフォルダIDが返されます。
getRecordIdByFolderId
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
folderId | string | BoxフォルダID。 |
戻り値:
id
。渡されたBoxフォルダIDに関連付けられたSalesforceレコードIDが返されます。
createFolderAssociation
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
recordId | id | Boxフォルダに関連付けるSalesforceレコードID。 |
folderId | string | Salesforceレコードに関連付けるBoxフォルダID。 |
戻り値:
box__FRUP__c
オブジェクト - エラーが発生した場合 (mostRecentError
を確認)、返されるFRUPオブジェクトはnull
になります。このFRUPエントリは、commitChanges
メソッドの呼び出し時にデータベースに挿入されます。このメソッドでは、同じフォルダの複数レコードへの関連付けやその逆の関連付けが許可されないため、他のフォルダの関連付けとの一貫性が保証されます。
コラボレーションメソッド
createCollaboration
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
folderId | string | コラボレーションを作成するBoxフォルダのID。 |
boxUserId | string | コラボレーションするBoxユーザーのID (boxUserId またはemailAddress のどちらか一方のみ必要)。 |
emailAddress | box.Toolkit.CollaborationType | Boxユーザーのメールアドレス。 |
collabType | string | コラボレーションのタイプ (CollaborationType 列挙型の定義を参照)。 |
accessToken | string | 省略可 - 送信した場合、この値はBox APIコールの認証に使用されます。null の場合、サービスアカウントの資格情報が使用されます。 |
戻り値:
string